日本シリーズと興行
10月も終わる。ハロウィンを迎えた。久々の休日で野球中継を見ながらこんなものを書いている。なぜ季節外れの野球をこんな日に見るのか。答えは簡単、横浜DeNAベイスターズが日本シリーズを戦っているからで。シーズン優勝ならずClimax Seriesが始まったときは「まあ元々怪我人も多いし厳しいだろうなあ」と思っていたらあれよあれよ、と突破。日本シリーズが決まった時にイチかバチかでチケットを買おうと試みたら、なんと購入できた。唯一試合に行ける可能性のある日で、しかもその日は昼間は楽器を持たずに横浜馬車道での仕事。終わり次第500メートルほど歩けば横浜スタジアムである。これはベイスターズファンがよく思う感情なのだが「次日本シリーズなんていつあるかわからないから」と考え、思い切って買ってしまった。
仕事後に時間があったものでユニフォームを重ね着、キャップをかぶり食事をとりに行く。どこで食べてもよかったけれど、こんなお祭りの日なのだから、と最近ハマっているスープカレーのお店に。元々カレーは好きだけれど、スープカレーを食すのはとても楽しい。御馳走という感覚もあるしね。しかし1週間に二回も同じ店に一人で食べにくるのも珍しいだろうな。なお試合は負け。序盤はほとんどソフトバンクホークスのペースで向こうの応援団が鳴らすチャンステーマを覚えてしまうほど聞いた。中盤から後半はこちらにもチャンスや見どころがたくさんあったけど、3-6で敗戦。残念。でも貴重な日本シリーズを見たのは楽しかった。
さて日本シリーズはそれまでの球場の価格ではなく、NPBの管理で行われる。そのため値段もいつもの横浜スタジアムの値段とは違う。いつもなら4000円前後の席がなんと1万円!ネット上で空いていたのがそこしかなかったもので、迷わず購入した。もちろん高いとは思ったけれど。それとは別に今週末、ジュリアン・レイジトリオを聞きに行く予定でチケットを購入した。その価格7000円。決して高いと思わない。同じ3時間くらいの興行なんだよな、とふと思った。野球が好きな人は「1万か。いいなあ!」となるだろうし興味ない人からしたら「野球に1万使うなんて。チケットもらっても行かない」となるかもしれない。物の価値とはなんだろう。特に興行というものは物質的に何かを残すわけではない。試合を観に行っても良いところなく負けることもあるし、コンサートが期待外れなこともあるかもしれない。
演奏者、共演者である友人がかつて「(ライブをするときに)安い、と思わせたい」と言っており、私はその言葉に共感した。見に来てくれた方には「安い」と、場を作ってくれるお店や会場、クライアントにも「安い」と思ってほしい。(こちらがもらう報酬が少なくていい、って意味ではない。言うまでもなく)具体的な物を残さないだけに(グッズを販売する、とかなら話は別だけど)精神的に何か充足感を与えることでしかないのだから。
さて現在5戦目、今日を勝った方が王手。現在3回の表のチャンスで打席は宮﨑。そろそろ打ち切るか。頑張れ、ベイスターズ。









