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阿部恭平の
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Vol.033
2016 11/20 Sun.
カテゴリー:

Too French !

11月前半にコントラバスのエンドピンを、ラボリーエンドピンというものに替えました。 普通のエンドピンが楽器を垂直に立たせる形ではなく、 45度ほど斜めになって出ています。  傾きが大きくなって座奏するような体勢を立ちながら保てるという代物です。しかも座奏するときと違い、膝や足を楽器に当てる必要ないため鳴りも失われないという(たぶん)

Refus Reidというアメリカ人ベーシストが使っていることでも有名ですが、フランス人のFrançois RabbathやRenaud Garcia Fonsなど弓の名手達が使っていることでも知られております。思えばフランスのセッションで楽器を借りるとこのエンドピンで「珍しいだろ?おれ、ラバト(Rabbath)の生徒だからさ、加工してもらったんだ!」なんて嬉しそうに話している人もいました。

考えてみたらエンドピンの加工っていうのはフランスのお家芸かもしれません。 チェロの世界でもPaul Tortelierというフランス人チェリストが同じように角度のついたエンドピンを発案し、それを気に入ったRostropovichも使うようになり、今でも世界中で使っているチェリストを時おり目にします。

そんなわけで一月以上悩んだあげく替えまして、楽になったことも、慣れないこともありますが、新たに楽器と向き合う感じは新鮮で楽しいもんですね。 楽器を替えたり、加工すれば自然と上手くなれる、ってな安易な考えを持っているわけじゃありませんが(とはいえ、そういうこともあり得る気もしますが)、自分の選択を後悔しないためにも一層精進に励みたいものです。

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