The rain in September stays mainly longer
九月の雨は長く残ることが多い。マイ・フェア・レディの例文みたいなことを書いたけど本当だろうか。こんなに九月って降ったっけ?というほど雨天続きであった。地域によっては被害も出ている。なんということか。
そんなに雨を嫌っているつもりもないけれど、ここまで続くとさすがに困る。北欧は季節によって一日の数時間以外は日が出ずに暗いため精神的に弱る人が多い、とノルウェー人から聞いたことがあった。さすがに今回自分が弱ったとはちっとも思わないけれど、たまに日が出ていたり空が明るかったりすると妙に気分が上向きになったりしたもんで、その話には大いに納得した。
さて自分はあまり雨天の影響にあうことは少ない気がしていたが、今月はたぶん初めての<荒天中止>を経験した。今まで野外イベントなどで台風とか雨とか予報が出ていても「まあなんとかなるでしょ」と構えて過ごしていた。日にちが近づくにつれ雨雲や台風が遠ざかったり時間帯がずれたりしたものだったが、今回は悪い予報が出た後、時間も進路もほぼ変わらなかった。そんなわけでさすがに数日前になると頻繁に天気予報をチェックした。そうか、今までは皆さんこんな面倒なことをやっていたのか。いやはや、ご苦労様です。
ともあれこれで悪天候による中止を体験したことになる。今まで「お気の毒に」とか思うことがあっても自分は体験してないものでどこか他人事だったと思うけど、もうこれからは心をこめて「お気の毒に」と言えるかもしれない。言われた方からすれば、うるせーよ、という話だけども。
一日は荒天中止だったが、その前日は演奏が行われた。湿気で楽器の状態はよくないし、雨音やぬかるみで演奏しやすい環境ではないけど、思えば稀有な経験であった。集中力が増す、と言うと「普段から集中しろよ」という気もするんだけれど、違う意識で演奏に向かったというか。たぶん聞いてくださった方々もいつもとは違う聞き方だったのだと思う。不思議な空間でなかなか面白い体験ではあった。またぜひやりたい、とはちっとも思わないけど。演奏後いつも以上に疲れた気もするけど、それも環境のせいなのか、意識のせいなのか。
あと雨の中来てくださった方、立ち止まり聞いてくださった方、足元など環境を気にしていただいた方などなど、色々な恩恵を感じた時間であった。こういう悪条件下だといつも当たり前のように感じることも全て余計にありがたく思える。
We wouldn’t appreciate the good days without some bad ones.という言葉のとおり、悪い日があるから良い日の価値を知るというやつかな。悪条件もたまにはいいんだろう。あくまで「たまには」、ね。









