先日ワールドカップの日本代表が発表された。この季節になって監督解任されたり、そのあとの試合がボロボロだったり、と何かと話題になってますな。ま、これだけ期待されてない状態はやりやすいんじゃないでしょうか。背負うものはないし、向こうも「落とすわけにいかない」と思ってくるし。
それはともかく一応前回大会なんかはどうだったっけ、と過去の情報を調べてみるとストイコビッチの面白いインタビューを見つけた。
「面白いサッカー、自分達のサッカーを追求すると言っているが、そんな理想を掲げながら試合できる国がどれだけあるのか。
そして欧州の国などと比べ体格や身体能力の差を嘆いているが実に情けない。韓国は平均身長は高いが良い結果を出せなかったし、日本より低い南米は結果を出している。そんなことよりシンプルなことを見直すべきだ。正確にボールを蹴る、止める、両足で同じことができるようにする。本田が右で蹴れば良いのに毎回左にかえるのを何度みたか」などと実に手厳しい。それも小柄な身体であれほど結果を出した彼が言うのだから説得力がある。(おそらくJリーグに来た外国人の中で年齢を考慮したら1番優秀な選手だっただろう。あるいは来期からのイニエスタか。あ、彼も小柄だ)
何にせよ、演奏する者としても耳が痛くなる話です。欧米人の身体の大きさ(特に手の大きさ)は演奏者同士でも話題になる。でも落ち着いて考えればあの大きいコントラバスでさえ華奢な女性奏者もいるし、あらゆる楽器についても意外と小柄な人は多い。
結局はどこに問題意識を持つか、ということなんでしょうね。自戒をこめて。