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Kyohei
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阿部恭平の
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Vol.179
2021 12/20 Mon.
カテゴリー:

旅行好き、と思うことについて

引っ越したと思ったら旅が続いた。新潟と熊本、新潟は子供の頃に行ったのと乗り継ぎ程度、熊本は二度目だ。新潟は初めまして、という共演者ばかり、一方熊本は10年以上の付き合いになるトリオ編成。初対面ながら姿勢や演奏に敬意を覚えたり、よく知る間柄の演奏に改めて感心したり、色々と思うことのある期間であった。
何度か書いていると思うが、自分は元来旅行にそれほど興味を抱いていない。どこかにいくのも面倒だし、用事がなければ一日中家にいるのも苦ではない。出掛けるにしても出来るだけ近場ですませたい。何かを食べに遠くに出掛けるなんて信じられない、その交通費と時間を近くのお店で使う方が有意義ではなかろうか、てなもんで。
しかし逆説的にも思えるが、これだけ出不精なもので、どうせ(仕事やら何やらで)行くならばなるべく現地のものに触れるようにしている。そしてある程度自発的に「自分は旅行好きである」と思い込むようにしている。元々運転も好きではなかったが、好きになった方が精神的に健全だろうから、そう思い込むようになった。旅行も同じことだろう。
よってどちらの土地でも自発的に動いた。新潟では寿司や栃尾の油揚げを食し、信濃川を眺め、熊本でもたった一時間ほどの短い自由時間で城のまわりを散歩した。(思えば新潟は二泊したため4、5時間は自由に過ごせたのだから徒歩30分圏内である坂口安吾の碑でも見に行きたかったが、靴が長い散歩に適していないのと人並みに疲れていたため避けた。また機会があればいきたい)まるで立派な観光客そのものである。ものぐさを徹底すると、強制的に動かざるいけないときには必要以上に用事をすませようとする。嫌いも好きのうち、過ぎたるは猶及ばざる如し(←これはちょっと違うか)、なんにせよ極端な行動や思考はどこかで逆説的に似通うこともある。
なんにせよ色々とひっくるめて、久々の旅は楽しめたと思う。このような時代になってからより貴重に感じるし、そのぶん余計に解放感、知らない土地の風景も魅力的に感じられたのだろう。
時勢もより落ち着きを示し、またこのような機会を得られるよう精進したいものだけれど、思えばマスクを手放さない生活になりもう二年が経とうとしているのか。

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