長い長い厄年
12月に入ってしばらく体調を崩していた。関係者の方々、ご迷惑をおかけしました。
今年の夏から数ヶ月指を痛めていて、いつ完治するかわからないもので、新しいことに取り組むこともできなかった。で、指が落ち着いたと思ったところで何年かぶりに体調も崩したことになる。ろくなことない。厄年みたいな下半期だった。
まあそんな中、久しぶりに楽器を購入。持っている6弦ベースに満足しているし、ジャズベースらしいイメージの音は出せていたが、最近はプレシジョンベースの音色に興味を持ったもので。最近作られたものから古いものまで色々弾いたけれど、フェンダーUSAのPJ(プレベとジャズベのピックアップがついている)ベースというのを購入した。もちろん音の好みなどもあったけれど、自分の好きなベーシストが使っていたもの(つい何年か前からか、フェンダーの70年代物のプレベに持ちかえたらしい)とよく似ていたのもある。まあ、そういうのってありますわな。さっそく数回、あいそうな現場で使ってみたが、まだまだ新しい楽器なので機会を増やしたいものだ。
体調を崩している間、なぜかフォークナーの「アブサロム、アブサロム!」を読みたくなり、原書を手に取るも簡単に読めるわけもなく、自分の英語能力の低下が嘆かわしいばかり。翻訳を探そうと近所の本屋にいくも見つからず。やれやれ、やはり厄年か?仕方ないのでフォークナーのインタビューを読んでみると、endureとprevail という表現を頻繁に使う。忍耐と打破。まさにフォークナーの作品らしい表現のような気もする。
どれだけろくでもない年も、実りのない時間も、なんとか耐え忍び、打破しないといけない。こんな文句ばかり書いているけど、おそらくこれが年内最後の文章になるかな。今年もお世話になりました、来年もよろしくお願いいたします。